世界元気 世界を元気にする 【はっちゃけ隊】

「世界を元気にする」世界元気という任務を遂行するため、はっちゃけ隊が動き出した!

世界元気 はっちゃけ隊ライトグリーン 「なすび」参上!

こんにちは、なすびです。

 

イメージカラーは『ライトグリーン』

 

ナチュラル(自然体)をコンセプトに

世界を元気にする任務を全うします。

 

ライトグリーンは、自然が大好きです。

 

「空」

 

「海」

 

「大地」

 

「花」

 

「雪」

 

とか。

 

人は、たぶんだけど

その一部なんじゃないかと思う。

 

「なすび」はその一部です。

 

だけど、

世の中は、自然体ではなくさせる

ことが良く起きる。

 

その度に、「なんで?」

 

ほんまは、嫌なんやけど…

 

という気持ちにさせられる。

 

 

例えば、

 

クモは、嫌いな野菜を食べますか?

 

馬は、鳥を食べますか?

 

食べません。

 

でも、

「おまえは、食べろ」みたいな感覚を

日々 味わっています。

 

正直私には、「まずい」のです。

 

 

そこに愛は……あるんか?

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中学三年生の六月。

 

日本一大きな仏像を見に

「東大時」に行きました。

 

僕にとっては、初めての遠方旅行。

期待を胸に、奈良県へ向かいました。

 

バスに揺られること五時間。。。

車中で食べた昼飯が最高でした。

 

「どんだけ忙しいのか?」

 

先生に渡されたのは

プラスチック容器に入ったアレ。

 

おかーちゃんが

「とりあえず食べとき!」

と、買ってくる、スーパーの弁当じゃないですか!

 

特別観0弁当は、膝をカックンされたような気分でした。

 

僕が期待したのは

その土地ならではのおいしいごはん。

 

でも実際、出てきたのは、

どこにでもある弁当でした。

 

「期待した僕がいけないのか?」

僕は黙って、しなびたウインナーを口にしました。

 

「わかった!」

 

これは、たぶん

「演出」や。

 

「お前ら焦んな、夕飯はええの食わしちゃるけーの」

という学校が用意した

ラブ演出、なんじゃぁないか。

 

そんな期待を胸に、いざ、大仏とご対面!

 

先生から、「傘を用意!」の指示を受けて

バスからダイブ!

 

東大寺に着地。

そのとき、すそに触れたは

弾けた「びちくそ」でした。

 

「人生初!京都の地面」

 

心を躍らせながら、第一歩を踏み出します。

 

と、横から女子の悲鳴が。

 

「キャー!鹿のうんち!」

 

どうしたのかと思い、振り向くと

立派な角をはやした鹿が十数匹見えました。

 

東大寺の庭は広く、

人によーくなついた鹿が

元気にそこら辺を走り回っています。

 

鹿のうんこを踏まないように気を付けながら

遠くに見える朱い門を目指します。

 

門に到着すると

ほのかなお香の香りが。

 

ええ匂いや~。

 

と、思ったのもつかの間。

門の左右には、背が十メートルくらいの巨人が二人立っていました。

 

「で、でかい」

 

見上げても見上げても、でかい。

大仏を見る前に、もうおなかいっぱい。

 

ええもん見たわ~。

 

と、思ったのもつかの間

大仏があるとされる建物に入った僕は

またしても、あごがしゃくれるほど見上げてしまいました。

 

「で、で、でかい!」

 

先ほどの門にいた巨人とは比べ物にならない

大きさ!迫力!

 

今でも目焼き付いて離れない

その光景は、まさに「大」仏。

 

大きかったー。

 

と、感動に酔いしれているうちに

もうお別れの時間。

 

「じゃあね」

 

と、手を合わせると、

微笑み返してくれたような気がしました。

 

「すごかったなぁ」

 

今日宿泊するホテル行きのバスの中は

大仏の話題で持ちきりです。

 

お香の香りがまだ鼻に残っている!

 

東大寺もすごかったけど、問題はこれからじゃぁ!

 

ホテルで食べる夕食!

あったかいごはん!京料理

 

またも胸を膨らませ、ホテルの入り口を通過。

印象は……洋風?

 

僕が予想してたのは地元ならではの和食料理だったんだけど

まぁええか!おいしいごはんに代わりゃぁせん!

 

そんなこんなで夕食の時間。

 

広ーい大広間に、長机とパイプ椅子きれいに並べられ

白いテーブルクロスが敷かれた、

何とも高級そうなお部屋。

 

机に並べられているのは

火がついてぐつぐついっている

「鍋料理!!」

 

おっと、よだれが垂れてしまいました。

 

席に着き、手を合わせ、合唱をします。

 

「いただきます」

 

がっつきました。

もうおなかが減ってたまりません。

 

鍋のふたを開け、その中を……

 

「ハンバーグ?」

 

そこにあったのは、どこにでもあるようなハンバーグでした。

すこしがっかりしてしまいましたが、

恐る恐るくちへ運びます。

 

んん。

 

「まずい」

 

思わず口に出してしまうほどのまずさ。

鍋に入っているのに冷めてる。

 

冷たく、おいしくないハンバーグのように

僕の期待と興奮は、一瞬で冷めきってしまいました。

 

しかし、おなかはすいています。

 

「ほかの具なら……」

 

と、おもい、ふと横に目をやると

朱いいろをしたお椀が。

 

「みそしるぅぅ!」

 

多分、おそらく暖かいであろうみそしるが

僕ののどに流れて……

 

「さめとる……」

 

 

ひととおり食べ終えた感想は

 

まずい。

 

これしか出てきませんでした。

 

今日丸一日、おいしいと思える食事をしていません。

クラスメイトも、「ごちそうさま」を言った

一言目には

 

「くそまずかった」

 

でした。

 

出てきた料理はすべて冷凍食品。

まごころの「ま」の字もありません。

 

かあちゃん、とうちゃん。

今までうまいごはんをありがとうな。

 

おうちのごはんには愛情がたっぷり含まれていたんやな。

 

「あぁ、地元が恋しいぜ」

 

僕の目からほろりと涙がこぼれました。

 

 

 

 

 

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 いや~。

しかし修学旅行から帰った後の夕飯の

オムライス、うまかったなぁ。

 

普通なら、一か月前の夕飯のことなんて

覚えていないものでしょうが

僕は、今になっても覚えています。

 

みなさん、今日のごはんどうですか?

 

おいしかったですか?

 

僕は、この「キンキンハンバーグ事件」

があったおかげで、今日の夕飯も

めっちゃくちゃにうまかったです!

 

ところで、最近ニュースで見ますよ。

 

『コンビニ弁当』『冷凍食品』の文字。

 

最近、愛のこもった手作り料理をする家庭が減り、

冷凍食品などの、愛を知らないロボットがつくったような食事をする家庭が

増えているそうです。

 

そこに愛は……あるんか?

 

「冷めとる」食事……しとらんか?

 

今から、本格的に「夏」が始まります。

野菜のおいしい季節です。

 

太陽のひかりをしっかり浴びて

みずみずしく新鮮で

「自然」の恵みがギュッとつまった

 

きゅうり、とまと、すいか……

 

おっと、忘れるところでした。

 

なんといっても『なすび』

 

 

なすび!!!!!

 

 以上、世界元気はっちゃけ隊ライトグリーン

なすびでした。